ついに終わってしまった、、、
最後の最後、
正直うすうすわかっていたはずの
結末だったのに
どうにもならない気持ちが
胸の奥を占拠してしまい
止めどなく涙が溢れてきて
ひとりで大号泣。
『脳みそとアップルパイ』
『もう一度、第一章から』
『黒酢はちみつドリンク』
『煙突』
『小説家 間宮真司』
『若年性アルツハイマー病』
『間宮 尚』
この物語に詰め込まれた10年間は
ドラマの中でずっしりと
そして最後までみっちりと
描かれていたように思いました。
私の祖母が実際に
『アルツハイマー病』で
少しずつ症状が進行していて
物忘れ、気分の浮き沈みの落差や
祖母自身が感じているであろう不安など
『尚』さんと重なる部分があって
そして『真司』さんの気持ちは
私の母と重なる部分があるなと
思いながら見ていました。
孫の私も、
電話するたびに
いつまで祖母の記憶の中に居られるのか
そう思うと少し寂しい気持ちに
なってしまいます。
できる限り、大切な人の記憶の中に居たい
そう思ってしまうのは
人間のサガなのでしょうね。
それでも
こうした病気で
その人の記憶に留まれないとき
このドラマの『間宮真司』さんのように
その人が生きた証や意味を
残すことができたら
少しは救われるのかもしれません。